頭語と結語・時候の挨拶の書き方
2026年9月30日 更新
ビジネスの手紙には決まった組み立てがあります。「拝啓」で始めて「敬具」で終える、その間に季節の挨拶や相手を気づかう言葉を入れる、という形です。法律で決まったものではありませんが、この形に沿うと、改まった手紙として安心して読んでもらえます。
手紙の組み立て

- 頭語(拝啓など)
- 前文(時候の挨拶・安否の挨拶・感謝の挨拶)
- 主文(「さて、」から始める用件)
- 末文(結びの挨拶)
- 結語(敬具など)
頭語と結語の組み合わせ
| 頭語 → 結語 | 使う場面 |
|---|---|
| 拝啓 → 敬具 | ふつうのビジネスの手紙(いちばんよく使う) |
| 謹啓 → 謹白・敬白 | 改まった手紙、目上の方への手紙 |
| 拝復 → 敬具 | いただいた手紙への返事 |
| 前略 → 草々 | 前文の挨拶を省くとき(急ぎの用件・親しい相手) |
| 急啓 → 草々 | 急ぎの知らせ |
「前略」は「前文を省きます」という意味なので、すぐに用件に入ります。取引先への改まった手紙では「拝啓」を使うのが無難です。
時候の挨拶(月ごとの例)
| 月 | 例 |
|---|---|
| 1月 | 新春の候/厳寒の候 |
| 2月 | 立春の候/余寒の候 |
| 3月 | 早春の候/春暖の候 |
| 4月 | 陽春の候/桜花の候 |
| 5月 | 新緑の候/薫風の候 |
| 6月 | 梅雨の候/初夏の候 |
| 7月 | 盛夏の候/猛暑の候 |
| 8月 | 残暑の候/晩夏の候 |
| 9月 | 初秋の候/新秋の候 |
| 10月 | 秋冷の候/紅葉の候 |
| 11月 | 晩秋の候/向寒の候 |
| 12月 | 師走の候/初冬の候 |
季節の言葉は昔の暦に合わせたものが多く、実際の天気と合わないこともあります。迷ったときは、一年中使える「時下(じか)」を使えば間違いありません。
前文の挨拶の例
- 時候+安否:「秋冷の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」
- 一年中使える:「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」
- 感謝:「平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。」
- 個人の相手:「〇〇様にはお元気でお過ごしのことと存じます。」
末文(結びの挨拶)の例
- 「今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。」
- 「まずは書中にてご案内申し上げます。」
- 「季節柄、どうぞご自愛ください。」
メールでは省いてよい
メールでは、頭語・結語や時候の挨拶は書かず、「いつもお世話になっております」から始めるのが一般的です(請求書を送るメール・LINE の例文)。お詫びの手紙では、時候の挨拶を省いてすぐにお詫びに入るのが一般的です(お詫び状の書き方)。
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この記事は、pencho(運営:合同会社イマジネイティブ・アンダーバー)が、国税庁などの公開情報をもとにまとめた一般的な説明です。個別の取引の税務の判断は、税務署や税理士にご確認ください。