業務委託の美容師・ネイリスト・アイリストの請求書

2026年9月30日 更新

業務委託でサロンに所属する場合、毎月の報酬は「自分の担当した売上 × 歩合(%)」で決まることが多く、その報酬をサロンに請求します。面貸し(ブースレンタル)の場合は反対に、お客さんから代金を直接受け取り、サロンに席の利用料を払います。どちらの形かで、出す書類が変わります。

働き方と出す書類

働き方出す書類
業務委託(歩合)サロンへ、毎月の報酬の請求書
面貸し・ブースレンタルお客さんへ、施術代の領収書(サロンからは利用料の請求書を受け取る)

歩合の報酬の請求書の例

項目書き方の例
件名2026年10月分 業務委託報酬
明細施術売上 800,000円 × 歩合 45% = 360,000円
明細店販売上 50,000円 × 歩合 10% = 5,000円
消費税10%(契約で決めた扱いに合わせる)
支払期限・振込先契約で決めた支払日

歩合の計算のもとにする売上(税込か税抜か、割引後か)と、報酬に消費税を上乗せするかどうかは、契約で決めておきましょう。サロンが作る売上の集計と照らし合わせられるよう、明細に対象の月と売上の額を書いておくと安心です。

材料費や利用料を差し引かれるとき

カラー剤やジェルなどの材料費、備品の利用料を報酬から差し引く契約もあります。差し引く項目と金額の決め方は、契約書やメールで確かめておきましょう。フリーランス法の対象となる取引では、1か月以上の仕事について、フリーランスに落ち度がないのに、あとから一方的に報酬を減らすことは禁止されています(公正取引委員会)。

源泉徴収は?

源泉徴収の対象として法令に挙げられている報酬(原稿料・デザイン料・講演料・芸能・モデルなど)の中に、美容師やネイリストの施術の報酬は入っていません(国税庁 No.2792)。サロンから源泉徴収すると言われたら、どの報酬として扱っているのかを確かめましょう。

面貸しでお客さんに渡す領収書

面貸しでお客さんから代金を受け取るときは、自分の名前(屋号)で領収書を渡します。但し書きは「カット・カラー代として」「ネイル施術代として」のように具体的に。PDF で渡せば収入印紙は不要とされています(領収書の書き方)。サロンの名前で渡すのか、自分の名前で渡すのかは、サロンとの契約に合わせましょう。

インボイスの登録を求められたら

サロンから登録番号を求められることがあります。登録していない場合の書き方や、サロン側の事情(経過措置)はインボイスに登録していない人の請求書にまとめています。

困ったときの相談先

報酬の支払いの遅れや一方的な減額、契約の内容で困ったときは、フリーランス・トラブル110番(弁護士に無料で相談できる窓口)が使えます。支払いの遅れについては支払われないときも参考にしてください。

pencho では、明細に「施術売上 800,000円 × 45%」のような書き方で報酬を並べ、毎月の請求書を作れます。差し引く項目(マイナスの金額)の行は今のところ入れられないため、差し引いた後の金額で書くか、差し引く内容を備考に書いてください。

スマホで、その場で作って PDF で送れます。アプリ不要。作成とプレビューは登録なしで使えます。

業務委託報酬の請求書を作る

関連するガイド

この記事は、pencho(運営:合同会社イマジネイティブ・アンダーバー)が、国税庁などの公開情報をもとにまとめた一般的な説明です。個別の取引の税務の判断は、税務署や税理士にご確認ください。