レシートのような領収書を、スマホでその場で作る
2026年9月30日 更新
イベント出店やキッチンカー、フリーマーケットでは、「領収書をください」と言われても、宛名や住所まで書く A4 の書類はおおげさ、という場面がよくあります。pencho では、レシートのような幅の細い領収書を、スマホで作って PDF で渡せます。



レシートと領収書の違い
どちらも、代金を受け取ったことを示す書類です。一般に、レシートには買った品目と金額が1点ずつ載り、領収書には宛名と但し書き(何の代金か)を書きます。レシートでも支払いの記録として受け取ってもらえることは多いですが、会社によっては「宛名の入った領収書」を求められることもあります。
pencho のレシート型は、品目ごとの明細に加えて、但し書きと「上記正に領収いたしました。」を載せた、レシートの形の領収書です。
宛名なしでも出せる?
レシート型では、宛名を空欄のまま発行できます(宛名を入れれば、その名前も載ります)。
インボイス制度では、小売業や飲食店業など、不特定かつ多数の人に販売する事業では、インボイスの代わりに「適格簡易請求書」を渡せます。適格簡易請求書には、受け取る人の名前(宛名)を書かなくてよいとされています(国税庁 インボイス Q&A 問58)。ただし、自分の事業がこれに当たるかは、事業の内容によって判断されます(問24-2)。
お客さんが会社の経費で落とすために宛名を求めたときは、名前を聞いて入れましょう。
レシート型の領収書に載る項目
- 発行者:屋号・作家名と連絡先。住所は載せなくても発行できます。
- 登録番号:インボイスに登録している場合(T+13桁)。
- 日付と番号:受け取った日と、領収書の番号。
- 明細:品目・単価・数量・金額。軽減税率(8%)の品目には「※」を付けます。
- 合計と消費税:合計のほか、税率ごとの対象額と消費税額。
- お支払い:現金・銀行振込・クレジットカード・その他から選びます。
- 但し書き:何の代金か(例:「古着・雑貨代として」「ワークショップ参加費として」)。
登録番号を入れると、適格簡易請求書に書く項目(発行者と登録番号・日付・内容・税率ごとの合計・消費税額や税率)がそろうように作っています。PRO では、「またのご来店をお待ちしております」のような一言を下に入れることもできます。
3種類のデザイン
- シンプルレシート(無料):白い紙に黒い文字だけの、飾りのない形。無料プランでも使えます。
- すっきりレシート(PRO):見やすい罫線と、紙の色(白・イエロー・パープル・ピンク・水色・グリーン)。
- ギザギザレシート(PRO):上下がギザギザの、本物のレシートのような形。紙の色も選べます。
ほかのデザインと並べて見るなら、デザインの見本へ。
スマホでの作り方
- 「領収書を作る」を開き、「書類のデザイン」でレシート型を選びます。
- 品目・金額・但し書きを入れます。宛名は空欄でもかまいません。
- 「確認へ進む」で見た目を確かめ、ログインして発行します。
- PDF を保存して、LINE・メール・AirDrop などで渡します。
PDF は幅80mm(レシートの用紙によくある幅)で、長さは内容に合わせて決まります。A4 の書類よりも、スマホの画面で文字が大きく見えます。
収入印紙は?
PDF など電子データで渡す領収書には、収入印紙は不要とされています。紙に印刷して渡す場合は、受け取った金額が5万円以上なら必要です(PDF の領収書に収入印紙は必要?)。
イベントの前に準備しておくこと
ログインして、発行者(屋号・連絡先)と登録番号、印影を保存しておくと、当日は品目と金額を入れるだけで発行できます。電波が弱い会場での注意や渡し方は、イベント出店で領収書をその場で渡す方法にまとめています。
スマホで、その場で作って PDF で送れます。アプリ不要。作成とプレビューは登録なしで使えます。
レシート型の領収書を作る関連するガイド
この記事は、pencho(運営:合同会社イマジネイティブ・アンダーバー)が、国税庁などの公開情報をもとにまとめた一般的な説明です。個別の取引の税務の判断は、税務署や税理士にご確認ください。