請求書の書き方:9つの項目と例

2026年9月30日 更新

請求書には「誰に・いつ・何の代金を・いくら・いつまでに・どこへ払ってほしいか」と「誰が出したか」を書きます。決まった書式はありませんが、次の9つの項目がそろっていれば、取引先で困られることはまずありません。

請求書の見本。宛名・請求日・番号・件名・明細・合計・振込先・発行者が載っている
見本(会社名・金額は架空のものです)

請求書に書く9つの項目

項目書き方の例
1. 宛名株式会社〇〇 御中/〇〇 〇〇 様
2. 請求日2026年10月31日
3. 請求書番号I-202610-0001
4. 件名10月分 Web サイト更新作業
5. 明細品名・数量・単価・金額
6. 合計と消費税小計・消費税・合計(税込)
7. 支払期限2026年11月30日
8. 振込先〇〇銀行 △△支店 普通 1234567 ヤマダ タロウ
9. 発行者名前・屋号・連絡先(登録番号)

1. 宛名:会社なら「御中」、人なら「様」

会社や部署に宛てるときは「御中」、担当者の名前まで書くときは「様」を付けます。会社名は「㈱」と略さず、「株式会社」が前か後ろかも正しく書きましょう。詳しくは宛名の書き方(御中・様・上様)。

2. 請求日:締め日の日付にすることが多い

月にまとめて請求する場合は、締め日(月末締めなら月末)の日付を請求日にするのが一般的です。作業が終わるたびに請求するなら、請求書を作った日でかまいません。

3. 請求書番号:あとで探すための番号

番号は法律で必須ではありませんが、入金の確認や問い合わせのときに「どの請求書か」がすぐ分かります。付け方は請求書番号の付け方を参考にしてください。

4. 件名:何の請求かが一目で分かるように

例:「10月分 保守費用」「〇〇邸 内装工事」「ロゴデザイン制作費」。月ごとの請求なら、何月分かを入れておくと取引先の経理で処理しやすくなります。

5. 明細:1行に1つずつ

品名・数量・単価を1行ずつ書き、金額(数量×単価)を出します。「一式」とまとめてもかまいませんが、内訳を聞かれることがあるので、分けられるものは分けておくと親切です。

6. 合計と消費税

小計・消費税・合計を書きます。10%と8%(軽減税率)の品目が混ざるときは、税率ごとに合計と消費税を分けて書きます。インボイス(適格請求書)として出す場合は、登録番号や税率ごとの消費税額など、書く項目が決まっています(インボイスの書き方)。

消費税の端数(1円未満)は、インボイスでは1枚の請求書につき税率ごとに1回だけ処理します。明細の1行ずつで端数を処理して足し合わせるのは認められていません(国税庁)。

7. 支払期限

いつまでに払ってほしいかを書きます。取引先との約束で決めるもので、「月末締め・翌月末払い」がよく使われます。書き忘れると、支払いが後回しにされる原因になります。期限を過ぎても支払われないときは、支払われないときの催促のしかたへ。

8. 振込先

銀行名・支店名・口座の種類(普通・当座)・口座番号・口座名義を書きます。名義は通帳と同じカタカナで書くと、振込の間違いを防げます。振込手数料をどちらが払うかも、取引の前に決めておきましょう(振込手数料はどちらが負担?)。

9. 発行者

あなたの名前(屋号)と、メールアドレスや電話番号などの連絡先を書きます。住所は、請求書に必ず書かなければならない項目ではありません(自宅の住所を載せたくないとき)。インボイスに登録していれば登録番号(T+13桁)も書きます。印鑑は必須ではありませんが、押すなら押す位置を参考に。

よくある間違い

出したあとに間違いに気づいたら、請求書を間違えたときの直し方を見てください。

作ったあとは

PDF にしてメールや LINE で送り、自分用の控えを保存しておきます。送るときの文面は請求書を送るメール・LINE の例文、控えの保存は請求書・領収書の保存期間にまとめています。

pencho では、上の項目を入力すると、合計と税率ごとの消費税を自動で計算し、PDF の請求書にします。番号は空欄なら発行時に自動で付きます。

スマホで、その場で作って PDF で送れます。アプリ不要。作成とプレビューは登録なしで使えます。

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この記事は、pencho(運営:合同会社イマジネイティブ・アンダーバー)が、国税庁などの公開情報をもとにまとめた一般的な説明です。個別の取引の税務の判断は、税務署や税理士にご確認ください。