インボイス(適格請求書)の書き方と記載事項
2026年9月29日 更新
インボイス(適格請求書)は、登録番号を持つ事業者が出す、決まった項目を書いた請求書です。受け取った側が消費税の仕入税額控除を受けるために必要になります。
インボイスに書く6つの項目
- 発行者の名前と登録番号:「T」から始まる13桁の番号(例:T1234567890123)。
- 取引の日付:取引を行った年月日。月ごとにまとめる場合は期間でもかまいません。
- 取引の内容:何を売ったか、何の作業か。軽減税率(8%)の対象があれば、その旨(「※は軽減税率対象」など)。
- 税率ごとに分けた合計と税率:10%の対象の合計、8%の対象の合計。
- 税率ごとの消費税額:10%分の消費税、8%分の消費税。
- 相手の名前:請求先の会社名・氏名。
消費税の端数処理は「1枚につき税率ごとに1回」
消費税の1円未満の端数は、インボイス1枚につき、税率ごとに1回だけ処理します。明細の1行ずつで端数を処理して合計するのは認められていません。切り捨て・切り上げ・四捨五入のどれを使うかは、事業者が決められます。
簡易インボイス(適格簡易請求書)との違い
小売業・飲食店・タクシーなど、不特定多数の人と取引する事業では、項目を減らした「簡易インボイス」を出せます。主な違いは次の2点です。
- 相手の名前を書かなくてよい
- 「税率ごとの消費税額」と「税率」は、どちらか一方でよい
レシートや領収書を簡易インボイスとして渡す場合も、登録番号・日付・内容・税率ごとの合計は必要です。
登録番号の確かめ方
取引先の登録番号が正しいかは、国税庁のインボイス制度 適格請求書発行事業者公表サイトで調べられます。
登録していない(免税事業者)場合
登録番号がない事業者の請求書は、インボイスにはなりませんが、請求書として出すことはできます。登録番号の欄を空けて作りましょう。取引先の消費税の計算に関わるため、取引の前に伝えておくと行き違いを防げます。
pencho で作るインボイス
pencho では、発行者の欄に登録番号を入れると、税率ごとの合計と消費税額を分けて載せたインボイスを作れます。端数処理は1枚につき税率ごとに1回で、切り捨て・四捨五入・切り上げから選べます。登録番号は「T」と13桁の形になっているかを確かめます(国税庁への登録の有無は確かめません)。
スマホで、その場で作って PDF で送れます。アプリ不要。作成とプレビューは登録なしで使えます。
請求書をスマホで作るほかのガイド
- PDF の領収書に収入印紙は必要?
- 請求書・領収書の印鑑はどこに押す?
- 請求書の源泉徴収の計算と書き方
- 一人親方の請求書(人工代)の書き方
- 月謝・レッスン代の領収書の書き方
- 請求書・領収書は、アプリなしでスマホから作れる
- ハンドメイド・イベント出店で、領収書をその場で渡すには
- 金額なしの納品書の書き方
この記事は、pencho(運営:合同会社イマジネイティブ・アンダーバー)が、国税庁などの公開情報をもとにまとめた一般的な説明です。個別の取引の税務の判断は、税務署や税理士にご確認ください。